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アドオン方式と実質年利(実質年率)に注意しよう

 

キャシングやローンの金利は数値だけを見てはいけません。アドオン方式と実質年利(実質年率)で借金の返済額は大きく変わります。


 

アドオン方式の意味

アドオン方式とは、返済終了までの期間、貸付金額に利率を掛けて利息額を計算して、その利息と貸付金額とを合わせた総額を割賦回数で均等分割して1回の返済額を決めるという金利計算方法のことをいいます。

 

実質年利(実質年率)の意味

実質年利(実質年率)とは、元金(借金の残高で、借金した最初の金額とは違う)に対して1年間に生じる利息割合のことです。

実質年利を略して年利ともいいます。ただし、ただ単に年利といわれた場合は実質年利を示すのか否かを確認するべきです。1年未満の利息は、365分の利用日数の割合によって計算されることも多いです。

 

アドオン方式と実質年利(実質年率)の違い

アドオン方式は、返済回数が進み元金が少なくなっても、最初の元金を基準に利息を計算しているので、利率が低い割には実質年利(実質年率)に比べて利息が多く感じられます。

 

例えば、アドオン方式による利率2.0%に対して、実質年率で示すと11.96%になります。

これは実質年率が返済ごとに減っていく元金ごとに利息を計算しているのに対して、アドオン方式は元金が減ることを前提とせずにあらかじめ利息を計算して、その借金総額を支払い回数で割っているからなのです。

現在はアドオン方式のみでの金利の表示は法律で禁止されており、実質年利を表示することが法的に義務づけされています。

万一借用書などの表記がただ単に年利や年率となっているだけで、実質年利(実質年率)の表記が、されていない場合には書面を訂正する等の処置が必要だと思います。

 

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最終更新日:2022/12/12

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